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今年最後の展示は、寺門広気さん。
12月7日(金)から始まります。
その展示に合わせて、12月8日(土)には
黄色い鳥器店3階に「つむぎや」
1日限定で料理店をオープンします。
※詳しくはこちらをご覧ください。→ ☆ 

先日、その打ち合わせに
「つむぎや」のマツーラさんと金子さんと
寺門さんの工房へうかがいました。

寺門さんの器に「つむぎや」の料理を盛りつけ、
手巻きごはんをみんなで愉しくいただきます。

まずは、今日の料理の説明を。
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寺門さんの器、いろんな絵が描かれていますが
お料理が映えます。
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工房へもお邪魔しました。
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素焼きを終えて絵を描かれるのを待つ器。
どんな絵が描かれるのでしょうか?
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人気の小皿。たくさん焼き上がっていました。
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工房での寺門広気さんと「つむぎや」のおふたり。
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「にやり。」
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「にやり、にやり。」
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前回のつづきです。

小坂明さんのところにうかがった翌日
工房を見せていただきました。

小坂さんのめし碗を削る作業を
撮影させてもらいました。
ご覧ください。

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前の日にロクロで挽いためし碗

お手製の道具で仕上がりの高さを測ります。
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先ず、側面を鉋を使って削ります。
少し柔らかいかなと思える状態で削ります。
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そして、高台の内側。
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均一になったか手で調べます。
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均一になるようにさらに削ります。
流れるような作業で見ていてうっとりします。

削り終えたら、
拭き漆で仕上げるためのベース作り。
表面を磨きます。
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最初は、水牛の角で出来たヘラで。

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次にスプーンの裏を使って全面をつるつるにします。

内側も、磨きます。
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金属のスプーンをつかって丁寧に。

出来上がったら、棚板に載せて乾かします。
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この器をサヤに入れて炭化焼成した後に、
漆を塗って低温で焼き付けたものが
黄色い鳥器店でも人気の「拭き漆」の器です。

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焼き上がるとこんな感じのめし碗になります。
手に吸い付くような感触には、
ちょっとビックリさせられます。
このめし碗で食べるとごはんがとっても
おいしく感じます。


工房にはお手製の美しい道具がたくさん。
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工房からの眺め。窓の外は緑がいっぱいでした。
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11月9日(金)から始まる小坂明さんの器展。
そのうち合わせにこの夏、小坂明さんの工房を訪ねました。

高知空港で車を借り、先ず桂浜でこの方にご挨拶を
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した後、小坂さんの工房のある須崎市へ向かいます。

小坂さんのご自宅兼工房は、須崎の小さな半島の上にあります。
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リビングからの眺めは帰りたくなくなるほど。
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小坂さんの器でいただく枝豆。
器も目に美味しかったです。
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高知名物「チャンバラ貝」。
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器は最後の調味料と言います。いい器です。
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工房に初めてうかがって
小坂さんの器を見たとき、
ちょっと地味過ぎるかなと思いました。
それと黄色い鳥器店で扱うには
少し高級かもしれないと..。

そんな時、「食器棚にはいろんな作家の器があるけれど、
なぜか手にしてしまうのは小坂さんの器。
ほんとうに使いやすい器を作られるおススメの作家よ。」
と、小坂さんをご紹介してくださったギャラリーSUMIさんの
言葉を思い出して、とりあえず自分用に急須と湯呑みをいただいて帰ってきました。

あの時からわが家の食卓では小坂さんの器が
大活躍していいます。個展に通い
拭き漆のめし碗、長湯呑み、粉引きの中鉢
いろんな器を買い揃えました。

使う度にいい器だなーと実感させられます。
使いやすいということにこだわった時代に
流されない器ってこういうものなんだなと実感します。
SUMIさんに感謝です。


高知の美味しいものをいただいた後、
大きな楠があるご近所の神社へも案内していただきました。
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この大楠の木が、小坂さん家族がこの土地に住む
きっかけのひとつになったそうです。

続きは、また明日。
工房での小坂さんの制作風景をご紹介します。
お楽しみに。




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